「働く障がい者さんと海外旅行にいってみた・・・台湾編5」
みなさん、こんにちは! ばんぜん総合サポートのマメちゃんこと、株式会社ReWel代表取締役 豆夛 英志です。 「働く障がい者さんと海外旅行にいってみた」シリーズの台湾編第5回です。
※前回の記事、「働く障がい者さんと海外旅行にいってみた・・・台湾編4」はこちら。
木島英登さんプロデュースの旅行団は、台湾の旅行会社さんの
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3日目の夜はわたくしマメちゃんは別行動。大学時代のお友達Hさんに会う約束をしていたのです。彼は台湾人で留学生として日本で勉強しており、よく遊んだ中でした。
そんなHさんと晩御飯へ。
地元の美味しいお店に連れて行くよ!と言って夜市へ。
これがまた、何食べても美味しい。
美味しい料理を食べながら、懐かしい話。近況を語り合います。
あっという間の2時間でしたね。
翌朝の4日目。
高速列車で隆雄へ!この日は途中から2部隊に別れて行動してました。
この時、地元障がい者団体の方がガイドをしてくださったのですが、車イスに装着できるバイクを初めて見て、驚きました。
日本の「車イスに着脱できる電動スクーター」みたいなパーツが、10年以上前に、台湾ではすでに当たり前のように使われていました。
このような違いが見れるのも、海外旅行の醍醐味ですよね。
で、またまた食事会。
日本で流行る前のタピオカアイスティーを飲んで、もちもち食感にビビったおじさんは私です(笑)
台湾の皆さんと笑いながらアレコレと情報共有していますと、時を忘れてしまいます。
しかし、そんな談笑を一瞬で沈黙に変えてしまうのが、自然現象。
震度4の地震が台中辺りで発生します。
食事会の会場も揺れましたが、さほど大きな損害もなく、ホッと胸を撫でおろしましたが、ここは日本ではありません。
安堵している我々に台湾当事者団体の皆さんが心配そうに話しかけます。
「電車、大丈夫?台北に戻れる?」
そうなんです。
高速鉄道が運休するかも知れない状況だったのです。日本の鉄道が如何に強靭なライフラインであるかを痛感させる出来事でした。
日本人の我々は、震度4ぐらいなら「普通、電車は動いている」と考えてしまいます。
しかし、ここは台湾。日本人の感覚ではありません。搭乗予定の高速鉄道の状況が分からない状態で、話し合いの結果、食事会はお開きにして急いで高速鉄道のホームへ向かいます。
この時、わたくしマメちゃんは先行部隊として走りに走って、ホームに付き、運行状況を確認しました。
長距離ランニングは好きではありませんので、久々に走って息絶え絶えでした。
駅員さんに確認すると、状況が完全把握されていないが、しばらくは予定通り高速鉄道は稼働するとの事。
逆に言うと、いつ止まってもおかしくない状況だったのです。
車イスや杖歩行のメンバーが到着するのを待って、駅員さんの話を伝えます。
この後どうなるか、全く分からない以上、ここで待機して搭乗予定の高速鉄道を待ちます。
こういう時の待ち時間って、本当に長く感じますよね。
不安になるメンバーもいますので、冗談を言ったり、励ましたりしての待ち時間。
高速鉄道に乗れた時の安堵感、メンバーのホッとした表情が忘れられません。
台北に着くまでの間、日本で当たり前と思っていた事が、他国と比べると優れている事だったんだと改めて感謝しました。
日本建物や移動手段の耐震性が、これほどまで凄いのかと頭が下がる想いでした。
これも偏に、技術者さんなどによる日頃からの知識や技術の積み重ねなんですよね。
台北のホテルにたどり着くと、わたくしマメちゃんは倒れ込むようにベッドへ。
一気に緊張が抜けてしまいました。
次回は「働く障がい者さんと海外旅行にいってみた・・・台湾編最終回」お楽しみに!
このブログは、ばんぜん総合サポートのマメちゃんが書きました。
【この記事を書いた人】
豆夛英志
株式会社ReWel 代表取締役
楽しくて面白い福祉を創るために活躍中!
会社名は「Re Welfare」から作った造語で「福祉再構築」を意味しています。
福祉の問題点として情報不足を感じており、FM泉大津『Over The Rainbow』(第2第4月曜日17:00~17:55)にて発信中です。
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